テニス肘
テニス肘とは?
テニス肘の正式名称は外側上顆炎といいます。
テニスをやっている人に多いことからテニス肘と呼ばれるようになりました。
多くの場合、テニスでのバックハンド、料理や掃除などの家事、タイピングをよくする方に発症することから、使い過ぎが原因とされています。
痛みを引き起こすのは手首を伸ばす筋肉(長・短橈側手根伸筋、総指伸筋)に多いとされています。
中年の場合には加齢による変性も原因の一つと言われています。
テニス肘の症状とは?
基本的には腕や手首を捻るような動きで痛みが出やすくなっています。
そのため、ぞうきんを絞る動作やペットボトルの蓋を開ける動作で痛みが出やすいです。
また、タイピング作業など激しく指の曲げ伸ばしをする動作でも痛みが強く出ることがあります。
その他に、炎症が起こっているため、痛みの出ている部分を押すと痛みが出ます。
症状がひどい方だと、物を握る動作でも痛みが出てしまうため、家事にも支障をきたす場合もあります。
テニス肘の治療法とは?
残念ながらレントゲンでは骨しか写らず、どこに原因があるかわかりません。当院では手による検査と姿勢を診断していくことでどこに問題があるかを探っていきます。
痛みや炎症が強いときは鍼や超音波などで炎症を抑えるためのアプローチをしていきます。
症状が落ち着いてきたら肘に着く筋肉へのアプローチと手首や指の関節の動きの確認、さらには肩関節周りへのアプローチをしていきます。
ご自宅でできるエクササイズやストレッチ、負担がかからないような身体の使い方もお伝えさせていただくことで効果を高めていきます。