椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアってなに?

 椎間板という背骨1つ1つの間にあるクッション的な役割を担っている組織が、何らかの原因で外に突出してしまった状態を言います。この事により近くある神経を圧迫して様々な症状が現れます。
 人間の脊椎(背骨)は椎骨と呼ばれる骨が、首に7個、胸に12個、腰に5個、仙骨(骨盤を形成する骨)に1個が連なって作られていて、姿勢の維持や脊髄の保護の役割を持っています。脳から出た脊髄は脊椎の中を通り、腰まで続いており、一つ一つの椎骨の間から左右に2本の抹消神経が伸びていて、それぞれ身体を動かしたり、知覚を司っています。椎間板ヘルニアは、この脊髄や末梢神経が突出した椎間板によって圧迫され、痛みや痺れ、麻痺などの症状を引き起こします。

なぜ椎間板ヘルニアになるの?

 椎間板ヘルニアになる原因はなんといっても椎間板への強い圧力です。椎間板の外は線維輪という硬い組織で覆われているのですが中は髄核という柔らかい組織で出来ています。そこへ大きな圧力がかかる事によって線維輪が破壊され、中の髄核が飛び出し神経に接触して症状が発生します。加齢に伴い椎間板は段々と弱くなっていき(椎間板は10歳から老化が始まります)重いものを持ち上たり、中腰姿勢での作業、長時間の座位で居る事、身体に負担の多い姿勢、激しいスポーツで首、背中、腰に過度な負担をかける、などは原因となります。他には喫煙や遺伝、ストレスなどが原因で椎間板ヘルニアになると考えられています。

椎間板ヘルニアってどんな症状がでるの?

椎間板ヘルニアには大きく分けて3種類あり、それぞれ症状が異なります。

頚椎ヘルニア

本来、お年を召した方の頚椎の変形や老化に伴って発生する事が多かったのですが、近年ではパソコンやスマホの普及で猫背姿勢の若年層にも頚椎ヘルニアが多く見られています。初期症状として、肩こり、背中の痛み、腕のダルさ痛み、シビレ、力が入りにくいなど、寝違えによく似た症状が現れます。上半身に起こる事が多いのですが、進行すると下半身にもシビレや尿失禁(膀胱直腸障害)を引き起こすこともあります。ここまで強い症状が出ている場合は手術の適応となる事があります。

腰椎ヘルニア

腰椎ヘルニアはヘルニアの中では最もポピュラーで最も多いヘルニアです。腰椎の4番目と5番目、5番目と仙骨の椎間板で発生する事が多く、建築関係の仕事や運送業のような高重量の物を持ち運ぶ方、デスクワークで悪い姿勢を長時間とって作業をする方、他にも喫煙やストレスによっても発生します。症状として、左右どちらかに出る傾向があり、腰痛、臀部、下肢に痛みやシビレ、感覚鈍麻、それに伴った歩行困難、起床困難などがあり、重度では下肢の麻痺、筋力低下、尿失禁などの膀胱直腸障害が発生します。頸椎ヘルニア同様ここまで強い症状がある場合は手術の適応になりますので整形外科への受診をオススメ致します。

胸椎ヘルニア

胸椎ヘルニアはそう多い疾患ではないのですが、やはり脊椎に強い衝撃が加わったり、重量物を持ち上げるなどの過度の負担で発生します。初めは下肢のシビレから発症を疑い、歩行時の違和感や階段昇降時の不安感、脇腹痛、背部痛、体幹から下肢にかけての感覚異常が主な症状ですが、こちらも下肢の筋力低下、膀胱直腸障害が現れた際は手術などの適応になります。

 

 

椎間板ヘルニアの施術方法

整形外科でヘルニアの診断を受けた場合、多くは保存療法(湿布や安静など)になります。ですが病院でレントゲンだけ撮ってヘルニアと診断された場合(ヘルニアが確実にわかるのはMRIだけ)椎間板がつぶれているだけで、ヘルニアまで至ってはいないケースも多く見られます。諦めないでください!!
上記でも説明した通り下肢の麻痺、膀胱直腸障害や夜も眠れない誰かの補助なしでは身動きが取れないなどの重度の症状の方は整骨院での治療適応外になりますので、病院で診察を受けてください。

あさひろ鍼灸整骨院では、ヘルニアにならない、または再発しない治療をメインにおこなっています。
もちろん治療初期ではまず炎症やシビレ、痛みの除去の為、発生の原因になっている筋肉に対しマッサージで負担を軽減して行きます。そして炎症や痛みに対してオススメなのが鍼治療になります。鍼の施術は深部の神経や筋肉に直接アプローチ出来ますし、行い方によっては炎症の原因となる血液の流れをコントロール出来ますので、除痛や炎症除去にはもってこいなのです。

ヘルニアにならない、再発しない身体づくりのポイントになってくるのはズバリ「姿勢」です。当院では悪い姿勢となる原因を問診、触診、検査にて判別し一つ一つ取除いていきます。猫背やストレートネック(俗に言うスマホ首)はヘルニアに大きく関与していて、それらは硬くなった筋肉と歪んだ背骨が原因となっています。当院で行っているATCは猫背矯正で肩甲骨周りや胸筋、肩甲下筋などの筋肉をほぐし、矯正によって背骨の歪みを正し、シールタイプの短くて無痛の鍼を用いて、ぶり返す痛みをブロックします。多方向からのアプローチでヘルニアにならない、再発しない身体づくりを実現させます!