バネ指

バネ指とは

簡単に言うと指の腱鞘炎のようなもので、指を動かす筋肉の他に、動きをスムーズにするための腱と腱の浮き上がりを抑えてくれる腱鞘というバンドのようなものがあります。
指を使うことによって腱と腱鞘に摩擦が生じ炎症が起き、肥厚といって本来より分厚くなってしまうことにより痛みや引っ掛かり感がでてくるものになります。

原因

バネ指になりやすい方ランキング
1、 仕事、家事、スポーツなどによる使い過ぎ
2、 妊産婦さんによるホルモンバランスの乱れ
3、 加齢により筋力、骨が弱くなった
4、 糖尿、リウマチ、透析患者さん
5、 その他

上記のランキングからわかるように一番は使い過ぎが原因になることが多いです。
過度な負荷をかけていたり、使う頻度が高いと当然腱と腱鞘が擦れる回数も増えてくるのでバネ指になってしまうリスクも高くなってきます。

症状チェック!今、あばたはどのレベル?

軽度: 指の曲げ伸ばしの際にたまに引っかかるが多くはない
(レベル1)  また、引っ掛かりによる痛みがほとんどない
                  ↓
この段階だと「まだ大丈夫」「痛くないからいいや」「そのうち治療しようかな」などと安易に考えてしましがちですが、早めの治療開始が必要です!
悪化してから治療を開始するとその分治療期間も長引いてしまいますし、最終的に手術をしなければならなくなってしまう可能性も十分に考えられます。
症状が軽いからと軽視するのは大変危険です。

中度:   よく引っ掛かりがあるが、使っているうちに動かしやすくなる
(レベル2) 引っかかっても痛みはあるが自力で戻せる
この段階になってくると日常生活でもだいぶ不自由が出てくると思います。
個人差はありますがこの段階までは、安静と治療をすることで手術が回避できることもあります。
しかし指の安静は非常に生活レベルがさがってしまうため、なかなか出来ません。
そうすると悪化の道を辿っていくことになってしまうのでいずれも早めの治療とできる限りの安静は必要になってきます。

重度:    指に熱を持ち、腫れもある。強い痛み
(レベル3)  一度引っかかってしまうと自力では戻せない
この段階に入ってくると非常に厳しいです。
腱と腱鞘の肥厚が大分進んでいますので、安静にしてても治ることは難しくなってきます。
早急に病院へ行きましょう。