四十肩・五十肩

四十肩・五十肩とは?

四十肩・五十肩は良く聞くワードだと思うのですが、これは通称で、正式名称は肩関節周囲炎といいます。
特に思い当たる原因が無く、肩の痛みと可動域制限を伴うものがこれに当たります。
程度は人それぞれで、痛みで眠れない人もいればそこまで苦痛を伴わない人もいたり、治癒までの時間も数カ月から数年と個人差のとても大きな症状です。

四十肩・五十肩に経過をまとめると下記のようになります。

四十肩・五十肩の経過

①炎症期

四十肩・五十肩は肩関節内での炎症から始まります。
この炎症が強いと激しい痛みを伴う為、夜間痛と言って睡眠を妨げるほどの痛みが生じたり、少し動いただけで激痛を生じたりし生活に大きく支障をきたします。
炎症期は1~2か月程度続くとされており、強い痛みが生じている期間はあまり動かさないように気を付けます。

②拘縮期

痛みが治まってくると、次は拘縮期です。
文字通り肩関節が拘縮し、肩が挙げられない、シャンプーが出来ない、エプロンが結べないという状態がしばらく続きます。
この時期にリハビリを行っておくことが今後に大きく影響するので、治療上とても大事な時期となります。
拘縮期は6カ月~ひどいと1年以上掛かるとされており、この期間を治療により如何に短くするかが四十肩・五十肩治療のポイントです。

③回復期

肩関節が120°以上挙がるようになってきたら、回復期です。
痛みは大分なくなり生活に支障はそこまで出ない時期なので、どんどん動かしていきます。

あさひろ鍼灸整骨院の四十肩・五十肩治療

あさひろ鍼灸整骨院の各段階での施術方法

①炎症期

この時期に動かすとかえって痛みを強くしてしまう為、痛みを取る事に集中した施 術を行います。
鍼や超音波の抗炎症効果を利用した施術がメインとなります。

②拘縮期

まずは90°以上動かせる肩関節を目指し、運動療法をメインに行います。
あさひろ鍼灸整骨院の運動療法が最も得意としているのが、この時期の施術です。
四十肩・五十肩は肩関節の隙間が無くなっている状態なので、この隙間を広げる当院独自の運動療法で少しずつ可動域を上げていきます。

③回復期

回復期になるとほとんどの生活に支障がないのですが、ある一定の動きのみが出来ないという状態となる事が多いです。
拘縮期に行う運動療法を更に刺激を強めて行い最大まで動かしても痛みのない関節を作っていきます。
また、痛い期間に崩れたお身体のバランスを整える為に姿勢と背骨の矯正を行います。